涙恋~RUIRENの魔法~
「そんなことわからないよ。
ユウくんといたら
泣かないもん。」

優が悲しそうだった。


「俺を追い詰めないで・・・・・
命が縮むから・・・・・
送っていくから・・・・・・
着替えなさい・・・・・・・・・・」


私は激しく首を振った。

「いや・・・・
もう絶対離れない・・・・・」


「亜恋!!
いいかげんにしろ!!」


優が声を荒げた。


「だって・・・・・
愛してるんだもん・・・・
こんなに・・・・こんなに・・・・
壊れそうなのに・・・・
どうして?
一緒にいて・・・・
あの時死ぬ程我慢してユウくんの
背中を見送った・・・・・
だから・・・・・
私を拒否しないで・・・・・・・
ユウくんがいれば
もう泣かないから・・・・・・・」


  お願い・・・・
  優の心に響いて・・・・・


私は優の胸に顔をうずめた・・・・・・
< 183 / 441 >

この作品をシェア

pagetop