涙恋~RUIRENの魔法~
恐怖
私は一瞬あの頃に帰っていた。


「亜恋・・・
聞いてるのか?」


優が声をかけた。


私は優を抱きしめた。


「もうイヤだ・・・・・
絶対に離れない・・・・・・・
私は、我慢したんだよ・・・・・
ユウを家族に返そうって・・・・・・
今一人なんでしょ?
絶対イヤ・・・・・・・」




「俺を苦しめないで。
この世に未練残させないでくれ。」



「未練なんかだと
思わないでいい。
それは、私にとって不幸なことか
そんなのわからないじゃん?」


「また一人になるんだぞ?
死ってどんなことか
わかるか?
俺は、二人を失った時
気が狂いそうになった・・・・・・
おいていくより
おいていかれる
人間の方がつらいんだぞ。
死と後悔と
孤独が、何を伝えたいのか
必死に糸をたぐりよせても
死んだ人間は教えてくれないんだ。
俺を恨んでいたから死んだのか?
愛していたから死んだのかって・・・・」


私は優を必死で
抱きしめた。


「2つのうちの一つの答えで
救われるか、地獄なのか
わかるのに・・・・・
それは永遠にわからない・・・・」



「私にはわかるよ。
ユウは私を一番愛していた。
もし本当にあなたが天に召されるとして
でも
私が手を握っていたら
最後の瞬間が
訪れても
ユウは幸せでしょう?
一緒にいたい・・・・・
うん・・・・って言って?」
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