涙恋~RUIRENの魔法~
次の日から学校にいくのをやめた。
両親は半狂乱だった。

地獄だったけど
それが私の抗議だった。

携帯で優と話したり
メールしたり
そこではそんなそぶりも一切見せなかった。


優には

  テストが近いから

そう言った。


「それじゃ、この期間に俺は旅に行ってくる。
今逃したらチャンスないし・・・・」


最後の言葉は聞こえていた。


「なに?」


「い~や、なんでもない~
じゃあ、2週間くらい出かけてくる。
携帯持ってるから
圏外でなければ連絡するよ。」


「気をつけてね。
元気で私のところに向かえにきてね。」



「へんなやつ・・・・
この前まで一緒に行くってうるさかったのに
どうかしたのか?」


「親がうるさいから
テストはばっちりきめて
見返したいんだ。」


嘘をついた。

優からはいろんな写メが送られてきた。


紅葉の美しい秋の道
きてよかったと
いつもメールがきた。




その間で私はハンストを決行していた。



最初は

「ほっとけ!!」と言われた。


5日後


「話合おう」と父が言った。



一週間後
もう…危ないと悟った私は
母の叫ぶ声に

「わかった。」と言った。



私は目の前が
真っ暗だった。


まっすぐ歩くこともできない・・・・



部屋のドアのバリケードをどけるのが
精一杯だった。



母の悲鳴が遠くで聞こえた
意識を失い
私はその場で倒れてしまった。




しばらく何も
記憶がなかった。



夢も見ない人生



私はしんだのか?




目を覚ましたとき
私は白い天井を見た。




  どこ?



記憶の糸をたどる・・・・・
愛する人がきっとしっかりもっているだろう
私と優を結ぶ糸

目を閉じて
また手繰り寄せる。


静かに目を開けた時
視界の先に
優がいた・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
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