涙恋~RUIRENの魔法~
加恋の怒り
退院して部屋の荷物を片づけた。


週末から
優と一緒に暮らせるうれしさでいっぱいだった。


最低限の荷物を用意した。


その様子を
加恋が見ていた。


「亜恋ちゃん、なにしてるの?」


「え?」
加恋には話してないのかしら


「引っ越しみたいだけど。」


「うん。引っ越しみたいなもの。」


「は?どこに?
パパ達いいって言ったの?
家出するの?」

眉間に深いしわをよせていた。


「ユウのところに行くの。」

「は?」


「パパたちからは
許してもらえたから・・・・・
向こうから学校に通う。」


加恋は階段を駆け下りていった。


「パパ!!ママ!!」


私は階段のところから
加恋の様子をうかがった。




「どうしたの?大声出して。」


「どうして?
亜恋は、先生と一緒に住むの?
どうしていいの?
おかしいわ。
あ~やって訴えれば
なんでも思うままなの?
じゃ、私も同じことしたら
なんでも聞いてもらえるの?
おかしいよ。
亜恋ばっかり
好きなこと出来て。
いつもそうじゃない、結局は
みんな亜恋に振り回されて
思うままでしょう?
ムカツク!!」


加恋の怒りが爆発した。
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