涙恋~RUIRENの魔法~
「さて・・・・・」


今日は、優の実家に卒業の報告に
行くことになっていた。



優の母からも
「ごちそうを作ってるから」
楽しみにしてくれてるようだった。



実家の前には車が一台とまっていた。



「お客様・・・・?」




家に近づいていくと
子供の賑やかな声がした。


「おじゃましまーす。」
バタバタ・・・・・・・



私の目の前には
かわいい男の子が立っていた。


「こんにちわ。」


「こんにちわ。」

男の子は頭をペコリとさげた。


「キャ~~~かわいい~~!!」

私は思わず興奮した。




「おなまえは?」



その子は
しばらく首をかしげた。


そして部屋に戻って行ったが
また戻ってきた。



「あのね、僕ね
サガワ タツキ」

「タツキくん?」



「もうすぐサガワになるんだよ。」



「そーなんだ。」



その時奥から声がした。



「早く、来てよ~
亜恋ちゃん~~~~」

なつかしい声がした。
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