tone

母親

『歌音―――!!』









海が綺麗な町。









『授業が始まる――!!』









隣には大好きな親友……









って









『ええええ!!!???
すぐに行く!!!』









はあ………さようなら、私の大好きな時間……。









私は自分の時間に名残を感じながらも教室に全速力で走って行った。









私は葉月歌音(ハヅキ カノン)









孤児院に住んでいる。








なぜ私が孤児院に住んでいるかと言うと、









それは4年前になる…………。









―――――――
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