藤色アイルランド
一方オハイオ州
「あぁ・・・何か来そーな気がするなぁ・・・。」
「シャーモ、何が来るんだ?」
「ボクをスカウトしに誰か来そうなんだよね。」
取りあえずボクは溜息まじりに答えた。誰が来るのだろうか。何人で来るのだろうか。何故に来るのだろうか。サッパリわかんないけどきっとスゴい連中なんだろうな。







~一方のビマタータ組~
「ビマタータぁ。そのニワトリってどんなの?」
「頭が良く棒術の達人。で、ニワトリの獣人。」
「で、ここどこなの?」
「オハイオ州の空港だろ。」
取りあえずオハイオ州に来たのはいいが探している相手が見つからないでいた。探すついでに路銀稼ぎにストリートライブすることにした。
2日後・・・、キャンサー・フィリップ・メタル男爵傘下の技術開発局オハイオ支局にまでたどり着いた訳だが、もしかしてここにいるのか?
「ここにいんのかストリートライブがてら調べてみようぜ。」
ヴァーケの急な提案から、急遽ストリートライブを敢行した。
多くの人間達が集まり、そこにはニワトリの獣人が立っていた。
「君達はこんなとこでストリートライブしてるのかい。」
「あ、あぁそうだけど。オレはビマタータ。君はもしかしてシャーモ?」
「確かに僕がシャーモだけど・・・、君はもしかして僕をスカウトに来たって人?」
「どうしてわかったんだ!?」
「そりゃあさ、僕はそんな気がしたのさ。誰かが僕をスカウトしに来るって。てゆーかストリートライブやってるウワサの獣人3人組だったのは予想外だったけどね。」
「で、返事はどうするのさ?」
パッシェンドが急かして尋ねた。
「それは・・・だねぇ。付き合うよ。面白そうだしぃ、僕のベースに釣り合うメンバーいないっぽいし。あ、でもリーダーはしないからね。あと、僕を退屈させないでよね。」
「あぁ、退屈はさせないさ。コイツらの腕はオレが保証する。これから頼むぜ兄弟。」
てゆーかシャーモってマックスみたいに自信家?じゃパッシェンドはたまごろうとか宍戸で、ヴァーケは暑苦しいあたり円堂のポジションだな。じゃオレは風丸?
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