藤色アイルランド

幽閉とコンツェルン崩潰~ドラゴンクラッシュ~

今日電話でフェレナンドさん呼び出しコクってやる!
フンフンフフ~ン♪キラキラおシャレしてあの人にコクりにいこー♪
大好きがマジで溢れそー☆彡
「そんなに浮かれてどうしたんだ?」
「あっパパ。実はね、今日フェレナンドさんに会いの告白しようって思ってんだよ。」
・・・。アレ?なんかパパの時間止まってない?かたまってなぃ?りまの一言が二階堂先生達の時間止めたみたく。あ、パパ小刻みに震え出した。
「お・・・おぉマレーン・・・。お前には婚約者がいるだろう。それなのにどうして彼なのだ・・・。」
そう、私には婚約者がいるのだ。名はセイラン・ジブリール。50年前にあの三菱から独立し今やバタフライコンツェルンクラスの大きさのジブリール重工総帥の長男だ。だが私はあんな男は嫌いだ。愛がない。愛がないのと一緒にいても虚しいだけだと言うのに。
「悪いわね、パパ。私あんな愛のない冷酷男なんかお断りだから。それに彼を婿にしたら後悔するわ。今すぐ婚約破棄したい。」
どうもこの一言にパパの恨みを買ったらしく私は地下室に7週間の幽閉の身となった。
< 56 / 100 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop