戦国遊戯
そうだ、一番最初に、そう、聞かれた。
で、私は、はいって答えた。


歴史好きにとって、戻ることのできない、過去。
通常、体験することなんて、夢のまた夢。
そんな世界を体験することができれば。

これ以上ない経験だし。
きっと。
嬉しいはず。

私がここにいる理由。

それは、歴史を体験する、ため…?
それが、メリット!?

でも、歴史を体験するといっても、出来事なんかに自分がかかわってしまうと、歴史が変わってしまう。
歴史好きが、そんなこと、できるかな。

いや、自分の好きな、歴史上の誰かを、助けることができるとすれば?

どうするんだろうか。
助ける、かもしれない。


だけど。
そうだったとして、だ。
じゃ、元の世界にはどうやって戻る?


また、わからなくなってきた。
脳内がぐるぐると迷路みたいになった。


また、わからなくなってきた。


ぴーぴょろろろろろろ…

ふと、大きな鳥が飛んでいるのが見えた。

「なんだっけ、あれ。鳶?鷲?鷹??」
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