∞君とラムネと∞
仲直りはいつも此処だった。

ラムネのしゅわしゅわした泡がべたべたに変わる頃には


いつも仲直り。


あたしはラムネが大好きだった。


取れないビー玉にいつも頭を捻らせる
彼はそんなあたしが一番好きだとよく言った。


だから、あたしはラムネをいつも欲しがった。
日頃絶対好きだと言わない彼に

好きと言わせる為、飲めない炭酸を涙目で飲み干した。


そして彼は、いつもあたしの機嫌を取るために
あたしがラムネを大好きだと勘違いして
あたしにラムネを買ってくれた。


「泣くほど好きなんやなぁ」



嬉しそうに、愛おしそうに
勘違いして微笑んだ。


だからあたしは
ラムネが大好きだった。
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