キスに恋して…1
「恋愛の仕方とか…教えたりするもんじゃねえよ」


「………」


「好きになったら一緒にいたいとか、触れたいとか…そんな感情が勝手に出てくるんだよ」


良平は楓に言いながら、自分にもそう言い聞かせた


「私、たまにドラマや漫画とかで恋愛モノ見るけど、あんな感じ?運命的な出会いとか?」


楓は変なことを聞いてきた


「俺は適当にしか付き合ってなかったから、よくわからん…」


「わかんないの…か…」


今の楓に恋、愛、情とか言ってもきっと質問責めに合うだろう


こいつは運命的な出会いを待っている夢見る少女らしいからな…






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