キスに恋して…1
「あの子…誰?」


私は小さい声で聞いた


「何?」


「良平と一緒にいたあの女の子…誰?」


「ああ…気になる?」


「別に!」


「気になってんだろ?」


「気にしてないよ!」


「バ〜カ!気になって仕方ない顔してんぞ!(笑)」


「え〜?」


私は顔を両手で覆った


恥ずかしい〜


「やっぱりな」


「もう!何?」


私は顔を覆ったまま、指を開き、良平を見た


「今日1日、お前笑ってなかったから…」


「そう…だっけ?」


「俺が気付いてないと思った?」


私は両手を下ろした






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