キスに恋して…1
外に出て、ポーチを歩き、道路まで出てみた


「よっ!」


家の塀にもたれたまま、良平が手を上げた


「おはよう」


私は恥ずかしいより嬉しい気持ちで一杯だった


「行くぞ」


二人で歩き出した


「待った?」


「待った」


「嘘!ごめん」


「俺より先に直哉がいたらヤバいだろ?」


「ごめん…一杯待った?」


待つの嫌なのに…


「そうでもねえから気にすんな!」


直哉にお前を取られる方が待つより嫌だったからな


とか言えねえし…






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