キスに恋して…1
チラッと見て挨拶をした


「おはよう」


「ああ…」


またいつもの『ああ…』だ


特に話すこともないし、私は外の桜を見ていた


HRも授業も進み、休み時間


周りが騒がしい


ふと顔を上げると直哉がやって来るのが見えた


「どうしたの?」


すると、直哉はわざと大きな声でこう言った


「お前に会いに来たんだ」


「ちょっと?大声で何言ってんの?」


直哉の暴走は止まらない






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