キスに恋して…1
私は直哉に返信をしないまま携帯を閉じた


直哉はまだメモリーに残したまま


そのまま公園から家に帰り葵に電話をした


葵は携帯の向こうから頷いてくれていた


「楓、恋ってしてると楽しいけど、別れる時って本当に辛いよね…また次の恋愛したら忘れるっていうけど、無理に忘れなくても良いと思うよ」


「うん…」


葵の言葉に涙が止まらなかった


電話を切って、私はベッドに潜り、これでもかっていう程泣いた


泣いても泣いても止まらなかった


そのまま泣き疲れて眠ってしまった





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