片想いはイヤ!



「じゃあ、
諦めて違う恋でもしたら?」


「そんなこと
言わないでよ〜!」


「はいはい。
まあ頑張ってね〜。」


「バイバーイ」



気合いメイクを終えた鈴子は
琴乃の背中を思いきり叩いて
出て行ってしまった。



「「バ、バイバーイ」」



呆然とする
残された2人・・・。



「じゃあね、琴。」


「あ、うん。」



2人もそれぞれに
別れて向かって行く。


琴乃も寂しくなった教室を
出て行った。



向かう場所は
放課後一番うるさい場所。


総合グラウンドだ。



いつもいつも放課後は
人数が溢れかえっている。


なぜかって?


かずちゃんが
サッカー部に所属してるから。


< 13 / 59 >

この作品をシェア

pagetop