片想いはイヤ!
「じゃあ、
諦めて違う恋でもしたら?」
「そんなこと
言わないでよ〜!」
「はいはい。
まあ頑張ってね〜。」
「バイバーイ」
気合いメイクを終えた鈴子は
琴乃の背中を思いきり叩いて
出て行ってしまった。
「「バ、バイバーイ」」
呆然とする
残された2人・・・。
「じゃあね、琴。」
「あ、うん。」
2人もそれぞれに
別れて向かって行く。
琴乃も寂しくなった教室を
出て行った。
向かう場所は
放課後一番うるさい場所。
総合グラウンドだ。
いつもいつも放課後は
人数が溢れかえっている。
なぜかって?
かずちゃんが
サッカー部に所属してるから。