このナルシスト野郎!
「キモイんじゃー!!」



その時のその瞬間は、輝の脳裏に深く刻まれ、一生忘れられない出来事になったであろう…。


あたしの強く握られた拳が、輝のアホ面にくい込む。

その衝撃で輝はソファーからマヌケに滑り落ちた。


「「………。」」

沈黙がその場に居る全員を襲う。


…が、その沈黙はある歌によって破られた。


モニターの映像が変わり、音楽が流れ始める。



〜♪〜♪〜♪



「…カエルの歌?」



何故にカエル!?
誰が入れたの!?

…そんなこたぁどーでもいい!
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