ディーダラス2064
女王は接近して行きつつある未知の文明圏にウィルスロボットを無数に放ったときに
その文明圏の情報もありったけ集めることに成功していた。


戦争だけで歴史を築き
文明を発展させてきた種族

それだけの情報で
充分警戒は必要だと思った。

それと同時に
自分たちよりはあらゆる面で劣っていながらも
既に宇宙を航行する技術を持つ
あまりにも粗暴そうな種族たちに
自分たちが支配され滅ぼされる
そんな悪夢に女王はうなされていた…

彼らは第4惑星の軌道に
この要塞が接近したタイミングで
この要塞に侵入してくるだろう

まず、その侵入を許してはダメだと女王は認識していた。





彼ら宇宙を放浪する
神でもアル
Rに一番近い場所にある崇高な種族として

とにかく自己維持願望は強かった


そして彼らは
既にゾーンへと移り住んでしまっている
Rたちに祈りを欠かさなかった

Rは常にそれに応えるかのように
彼ら宇宙博物館と共に宇宙を旅する
かれら流浪のハイテッカーを見守っていた。
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