ディーダラス2064
地球連盟大統領はじれったそうにこういった
「同行すべき人選をじっくりしている余裕は当然私たちには与えられないでしょうね」

「ええっそうです」
「そこにいる使節員のうちそこに残りたいものだけ残すというのはどうでしょう
…もっとも 残りたければの話だが…」

「俺は残るよ…」カオルは迷わずそう言い放った
「宇宙を知りたい」ナオヤも同意見だ
「地球に戻るといろいろやばいんだ」スチュアートは何かわけありだ…

「私は、何だか宇宙と一体となれるチャンスを得たようだ…私は地球と宇宙とを区別していないだから私の意見もそのようなことだ…」
ジョングレンは哲学者の瞳を輝かせた。



使節員のあとの四名のメンバーは帰って行った

ディーダラスの船長は最後のメッセージを四人に送った

「ジョングレン…あなたのシリアルナンバーはディーダラス02だ
、それから、スチュアート君 君のシリアルナンバーはディーダラス00
だ。
ナオヤ 君のシリアルナンバーはディーダラス06だ

そしてカオル 君にはディーダラスシリアルナンバー04を与える

君たちの宇宙使節コードはディーダラス2064と認識しなさい

私たちのこの最新鋭調査船ディーダラス01は私たちが最寄りの使節に移動下船し次第
この艦ディーダラスは君たち宇宙に旅発っていく四人に贈り物として、その要塞船の後を追跡させる
永い宇宙の旅では この艦は力強い味方となるだろう
もっとも君たち四人には広すぎるが…
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