-恐怖夜話-
なに!?
なんなの、これ!?
なんで、回ってるのっ!?
あまりの事の異常さに、私は半ばパニック状態で、隣に横たわる武士の身体にしがみついた。
無意識に腕をまさぐり手を繋いで、ギュっと力を込める。
武士も同じで恐怖を感じているのだろう、しがみついた私を抱きしめる腕は、微かに震えている。
闇の中。
互いの存在だけをより所に、ただひたすらこの異常事態が終わるのを願った。
でも、足音は止まない。