りんごあめみたいな
今、好きって言ってくれた・・・?
鼓動が高まる。
中島と目が合うと、中島は優しく微笑んでくれた。
その瞬間、心の中があったかくなって、体の中から何かがあふれ出た。
気がついたら、あたしは中島に抱きついていた。
「えっ、川上・・・?!」
小さく、驚いた声であたしの名前を呼ぶ中島。
中島の息が当たってなんだか恥ずかしくなる。
でも、中島はあたしの背中に腕を回して、抱きしめ返してくれた。
やさしく。