キスに恋して…2
この時の私は、良平から貰ったプレゼントの事は、頭から離れていた


「気を付けて帰れよ!」


「うん!」


直哉は私が角を曲がるまで見送ってくれていた


振り向いて手を振った


直哉の右手が上がり、直哉は家の方向へ帰っていった


「ただいま〜」


私は部屋へ一直線


カバンを置いてリビングへ


紅茶を飲んで着替える為にまた部屋に戻った


そうだ…良平からの絵本


私はカバンから一冊の絵本を取り出した


可愛いウサギとクマの絵本


私は絨毯に座り、ページを開いた






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