恋の破片(カケラ)~ラブ&ピース~
新しい店は、40才のママの他にはママの姪っ子の妙ちゃんだけが週2で来ていた。

妙ちゃんには一人客がついていた。

妙ちゃんには恨みはないが、その男、

「ママ~妙ちゃんも手○○○をしてるのかな~」
とか言っては、

「美夕!お前その太い腕隠しとけ!
いや…後ろ向いとけ!」

(どっかーん!)

などと言う上に酒癖が悪かった。

酔うと隣の人の肩を加減無しにパンパン叩く。
乾杯も力任せだからグラスがかち割れる。

ママによると、昔大恋愛に破れて結婚のタイミングを逃したらしい。

しかしそれはさておき、暴言は毎回で、美夕はすっかり憂鬱だった。

「いじめんといて下さいよ~。」

と、美夕が言うと、

「なんや、文句あるんか~!
なんやそのねめつけるような下から見上げるような目は!
そういうのは彼氏にするもんや!」

(こりゃ駄目だ。)
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