先生と私のたった一度の恋

3

「難波先生。」


私が振り返れば難波先生は私の頭を撫でてくれた。

その行動に私は赤くなって俯いた。


「早く出発しないと、一時間目終わるぞ?」



先生の言葉に私達は「はーい」と返事して、出発した。



「広いね〜」


私達は階段を上りながら話をする。


「そういえば、自己紹介してないよね?」


私は皆を振り返えって言ってみた。
すると、誠ちゃんが私の肩に手を回してきた。


「だよな〜。
この先は、確か屋上だからそこでするか。」


「俺も!」



沈黙…

いきなり現れたのは難波先生。
どうやらついてきたらしい。


「俺もやる♪」


難波先生は、ニッて笑って「ほら、行くぞ」と私の背中を押しながら階段を上がる。

「せ、先生!?」


先生は、顔が良くてどちらかといえばイケメンだから、ちょっとだけドキドキした。




「よし、ついた!」


屋上の扉を開けて難波先生は、青空の下で背伸びをした。


「じゃ、俺からだ。」


難波先生は、フェンスに寄りかかって話し出した。


「難波 仁也。
23歳だぜ。
誕生日は、クリスマスだ。」


先生は、ワクワクしながら話してた。
すると、暁くんが眼鏡を直しながら先生を見た。


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