NOEL(ノエル)
「あなたの気持ちは分からないでもありません。
でも、もうNANOでは、原形では生きて行けない。
そして僕達公安は、NANOの住民の安全と国の将来を守る務めがあります。
だから彼を・・・
セシルをこちらに渡してください。」
ベラはキッと表情を硬くしてフィンに顔を寄せる。
「セシルは渡さないわよ。
大体、アンドロイドを拘束するなんて、聞いた事がないわ。」
「仲間を危険に晒しても・・・ですか?」
「あの子には罪は無いわ。」
「話にならないな。
それでは強制的に拘束するまでです。」
フィンは手元のスイッチを押し、指令用モニターをONにする。
「待って。」
ベラは慌ててフィンの手を掴む。