NOEL(ノエル)

「ばっかやろー!!
お前、なんであいつとニコを二人っきりなんかにしやがるんだよっ!!」


「え・・・エド?」

エドの後ろでセシルが驚いて口を開ける。


「だ、大丈夫ですって、あいつ何もしやしませんから」

ビルも焦ってモニターの前でパタパタと両手を振る。

「そういう問題じゃねぇんだよ! ま、そういう問題でもあるが・・・」

「え?」

「とにかく、今からそっち行くからよ、お前は一刻も早く部屋へ戻れ!いいか!」

「は、はいっ!
了解しました!」

ビルはくるりと踵を返すとバタバタと連絡通路を走って行く。

< 250 / 298 >

この作品をシェア

pagetop