記憶


やった♪
友達できたー!

「果那ちゃんかぁ、かわいくてつい声かけちゃった!」

「えぇ!かわいくないよ、てか渚ちゃん、かわいいから戸惑っちゃった!」

本当に、かわい過ぎだよ。

「いやー、うちブスだから。てか、渚ちゃんじゃなくて渚でいいよ。」

「あ、わかった!うちのことも果那でいいよ?」


そんなことを話していたら、渚とはすぐ仲良くなった。


いろいろ話してたら、隣のが来た。


「おはよう、隣の席の果那だよ、よろしくね?」

「あぁ、よろしく」
なんか不機嫌?
まだ眠いのかな?

「あの、名前は?」

「え?あ俺、航(ワタル)」

え?航?
いや、違うよね・・・

「そ、そっか、航くんか・・・」

「何?」

「あ、いや!何でもないよ!」

その時
うちは、あの記憶を思い出していた。



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