恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~
エ~ン、ミュウトに至近距離で、ぶちゃいくクシャミを見られちゃったよぅ~。

泣きたい。……ってか、もう泣いてるし。


目からは大粒の涙が、そして鼻からはズルズルと鼻水が垂れてくる。

あたしはハンカチでソレらを拭う。


「お前さ、鼻水拭いたハンカチで目も拭くのか? 汚ったねぇ……」

「もォ、うるさいなァ」

あたしは慌ててポシェットからポケットティッシュを取り出すと、鼻水のほうはソッチで拭いた。

ミュウトみたいな超イケメンの目の前で、右手にハンカチ、左手にティッシュを持って、それぞれ涙と鼻水を拭いてるあたし。

客観的に見れば、笑っちゃいそうなシチュエーションなのかもしれないけど、あたし的には穴があったら入りたいくらいの超・究極的恥辱だった。



「やれやれ。目の前でオンナにそんな顔見せられたんじゃ、100年の恋も冷めるな」



いつものように相手を小馬鹿にした感じでミュウトが言う。

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