恋うつつ ~“好き”というどうしようもないキモチ~
でもミュウトのときは好きになっていいのかどうか迷った。

本当に好きなら迷わないはず。

街角でカワイイねこたんを見つけると、頭で考えるより先に、気がついたらだっこしてしまっていたみたく、コントロールできないキモチっていうのもあると思う。

自分でコントロールできないような、どうしようもないキモチ……それがヒトの本当のキモチ……まごころだって、あたし、思う。


だったら……、


だったら、あたしのするべき返事は一つだ。


まこごろを込めて、あたし、センパイに返事をしよう。



「ハイ。あたしもセンパイのことが好きです。だから、これからよろしくお願いします」



「よっしゃあーっ!」



頭を下げていたぶん、そのチカラの反動なのか、音の速さなみのスピードでイッキに頭を上げると、そのままの勢いで飛び上がって大喜びする井川センパイ。

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