不良姫×不良王子




「ちょっと…じゃねぇよ!」




陸也の意外な大声に
あたしはビクンと体が跳ねた。




「そ、そんな大声
…出さなくても…?」




「おまえなぁ…
警戒が甘すぎんだよ!!!」




「…そ、そんな事ない!!」




「いや!あるね!!」




「…り、陸也のばか!!!」




「お前に馬鹿とは言われたくねぇ…」






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