不良姫×不良王子

関係

姫希さいど




すたすたすたすた。




たったったったっ。




「…ちょ、ちょっと!
陸也!歩くの早いってば!!」




そういってやっとの思いで
あたしは陸也の腕を掴んだ。




陸也はくるん、と
後ろを向きあたしに言った。




「お前…馬鹿じゃねぇの…?」




「…はぁ…?」




「なんで、敵になんか
ぶつかってんだよ……」




「あ~…あれね!
急いでたら…ちょっと…?」







< 119 / 336 >

この作品をシェア

pagetop