不良姫×不良王子





「ちょい陸、痛いんだけど。」


「いや、待って、うん、変装は?」


「どもりすぎでしょ。」



またまた図書室に連れ込まれて
向かい合わせに座る



「…なんで変装。」



「めんどくさいし、暑苦しいし。」



「理由になってない。」



「別に隠す理由ないかな?って。
だって…あたし姫だよ?
ここの学校の男くらい一人で倒せるし。」



「……」



あ、拗ねた。

言い返せないから拗ねてるよこの子


陸也もたまに可愛いとこあるんだよねぇ





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