Heaven


《親愛なる優くんへ》


俺は泣くことを我慢して読んでいく。


《あなたと出会ったのは、桜が散り始めてきたあの日。》


爺ちゃんと百合さんの、不器用で遠回りの恋の始まり…。


《私は真ん中の列の前から4番目の席。》


爺ちゃんと百合さんの距離が縮まった場所…。


《私達の初めて交わした言葉覚えてる?》


お互い緊張していた最初の言葉…。


《あきらめると思っていても、あきらめられないの。》


溢れる気持ち…。


《でも優君は私にもっと幸せをくれたよね。》


すれ違いだった二人に、ようやく繋がった想い…

《私…優君の笑顔だけでいいから。》


百合さんの精一杯な想い。


《私…優君に信じてもらいたかった。》


二人の別れ。
交差する気持ち…


《優君…あなただけです…》


変わらない透き通るくらい素直な気持ち…



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