僕の好きを教えてあげる
足をパタパタしたまま、寂しそうなウサギさんを見てクマさんは良いことを思い付きました



「ウサギさん良いこと教えてあげるね。僕は紙におひさまを書いて部屋に飾っているんだよ」



クマさんが大きな体を揺さぶりながら言いました



「私もおひさまを書いて、部屋に飾って、いつもクマさんが隣にいるって思うことにするね」



ウサギさんが切り株の上で跳ねながら言いました






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