奥山
泉のほとり、水面に写った自分の顔を鬼はしみじみ眺めました。「俺はなして鬼なんじゃろうのう、鬼はなして恐ろしいんじゃろうのう」肩を落として、いつまでも泉を覗きこんでいました。
< 3 / 6 >

この作品をシェア

pagetop