秘密な時間



あ―、どうしよう…




中山さんに本当の事なんて絶対言えない




本当に恥ずかしすぎるよ~




よし!やっぱりここは誤魔化すしかないな!




「シンくんね!シンくんはね…」




「うん、なに?」




え~と…



シン…シン…シン・・・



あッ!




「毎朝、新聞を読んでそうな人ってお母さんが思ったらしいの!


だからシンくんなんだって!」




「・・・」




「嘘だろ」




「えッ!?

なんで?」




「あんなに言うの嫌そうだったのに、今嬉しそうに喋ってた」




鋭い!



てかミスった―



どうしよう






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