秘密な時間



あれから3時間くらいたって




あいつがこの教習所からいなくなった




あの男と一緒に




いなくなったんだ





それはあたり前なのかもしれない





あいつに手伝って欲しいから頼んだんだもんな




あいつに手伝って欲しいから隣にいたんだもんな




でも






2人が一緒にいなくなったのを見たとき




俺の中で





自分でも信じられないほどの悲しみが溢れだした




胸が苦しくて



どうしようもなくなった




心臓の音が身体中に響き渡る



身体が思うように動かなくなった





自分が壊れてしまうんじゃないかと思ったよ






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