Honey Jewel~密な関係~
「何しに?・・・あんたが言う台詞じゃないなぁ」
「何だと!?親に向かって・・・」
「俺は、一時たりとも、あんたらを親だと思ったことはないね」
その瞬間、両親は黙った。
顔を見ると、冷や汗をかいていた。
「コウキ、俺は親と話があるんだ。どこかで遊んできなさい」
「え・・・」
「いいよ、遊んでこい」
俺は言われるがまま、別邸を後にした。
その後、何を話していたのかは未だ不明。
いや、大体予想はつく。
親に対しての・・・怒りでもぶつけていたのだろう・・・。
「・・・・・」
「分かった?アンタ。二度と、ユウキを憎まないで」
その女は部屋を出て行った。
・・・・あのバカ兄貴。
ふざけてんじゃねーよ・・・・。
何で俺よりいつも・・・
大人なんだよ・・・・。