キラキラ☆サン ビーチ

キラキラ花火

結局、桐谷は夕ご飯もほとんど食べずにすぐに部屋に戻ってしまった。



「愛川ちゃーん、花火しよー」


お風呂も入り、部屋で荷物をまとめていたらドアから大声であたしを呼ぶ声。



「花火?」


「そっ、花火」


カチャッとドアを開けたらニコニコ笑って……
たぶん2組だと思う、男子があたしの部屋の前に立っていた。


っていうか、花火なんてやっていいの?


見つかったらやっぱりまずいでしょ?



「先生からだから大丈夫だよ。
中庭にいるから愛川ちゃんもヒマだったら来てね!」


「わかった」



先生も太っ腹。
『教師の給料は少ないー』だなんて言っているけど……以外と多いんじゃない?


ま、先生からのせっかくのご好意。


このあたしが受け取らないわけないじゃないですか!


さっそく、中庭にレッツゴー!!!






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