明日への扉
「元気そうだね!」



「はい、中学で野球始めてから元気になって。 先生、変わらず美人ですね!」



「ははっ! そんなお世辞も言えるようになったんだ!」




私より大きくなってしまった彼の肩を、ポンッと叩く。












「おーい、何やってんだぁー、タカヒロ!」




背の高い、ガッシリした男の人が近づいて来た。





「あっ、すみません! 監督。」



タカヒロくんが振り返り、ペコリと頭を下げる。







あ…れ…?




何気なく見てたその人から、目が離せなくなった。





アイツの事を思い出してたから、見間違えてるのかな…





でも… 多少年をとったけど



このリスのような、クリッとした目は…







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