明日への扉
「さっ、今日は勝ったし。思いっきり飲むぞ! 石川は、飲めるのか?」




大きく両手を上に伸ばしながら、私を見る篤史。




「飲めるよ! 悪いけど、結構強いから。」



「おーっ、じゃあ、勝負するか? あっ、山下に連絡だ。」




楽しそうに携帯を開く彼が、何だか可愛い。







「行こう、希!」




「うん!」






美穂の声に誘われ、歩きだす。






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