明日への扉
それから1週間、美穂と一緒に選挙活動を頑張った。




そしていよいよ、演説の日。




「わーん、ドキドキしてきたー! 手が震えるよー…」



私の手を握りしめた美穂の手は、冷たい。



「お母さんが言ってた。カボチャが並んでると思いなさいって。」



そう言う私も、手が震えてる。





そうこうしているうちに美穂の名前が呼ばれ、私達は気合いを入れてステージへ向かった。







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