カレーが食いたい
それよりレストランの出来事を誰が会社に広めたのだろう……?

 会社を辞めて数年、おれは別の土地に移り料理の修業をはじめ小さいながら店を持つ事
が出来た。この店には秘密がある。
 ヤミで食材を集め、裏メニューとしてカレーを出しているのだ。帰国してからの出来事の恨みがそうさせたのか……。ある日、裏メニューの予約を入れに来たものがいた。その声はかつての上司だった。「そういうことか……」彼はカレーの食べられる場所とそうでない場所を調べていたとき、おれが帰国した時のレストランでの事件を知ったのだろう。腕によりをかけて作ってやるか……そして予約日、煮立った鍋の前でおれはズボンを下ろし尻を向けた。
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