元ヤンキー弟の後輩~最愛の人~


「こんばんは」






「貴志くんいらっしゃい。」






部屋の外で貴志くんとお母さんの声






貴志くんの足音が近づくにつれ毎回私の心臓が忙しく動き出す






ガチャ‥






「彩具合はどう?少しはご飯食べれた?」






ベッドの横に来て心配そうに覗き込む






私は起き上がりながら「大丈夫だよ。体調も落ち着いてるしご飯もちゃんと食べたから」
そう言うと





貴志くんが「良かった」って言いながら優しくお腹に手を置く






私は貴志くんのその手に自分の手を合わせる





そして貴志くんは優しいキスをしてくれる






私の心を幸せにしてくれる






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