【実話】星になったキミへ
「郁…?」



「じゃぁ、私の秘密、りんにだけ、教えるから!ただし、真似しないでほしい。」



これが、ただの秘密だったら、そんなに、傷跡を見せてまで、知りたいとは思わなかったかもしれない。


「真似しないで…」



そこに、甘い誘惑のようなものを感じてしまった。


私は、


「…わかったよ。郁が、そこまで見たいんなら…」



私は、袖をまくると、



「…はい…」


手首から、肘にかけて縦横無尽に傷跡が浮かび上がっている。


肌の白い私の腕には、傷跡がとてもきれいに映えている。

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