【実話】星になったキミへ
それから、通夜に葬式が行われたが、私はあまり覚えていない。



ショックのあまり、一部記憶喪失になっていた。



覚えているのは、最後にした『口づけ』。



その唇が、とても冷たかったコト。



そして、2007、8、30日。健は天へと還って行った。



私は、何がどうしても、現実を受け入れられなかった。



健がまた、ヒョコッと現れる…。



そんな気がしていた。



私は、火葬場には行かなかった。



健を燃やすなんて、私には、立ち会えない。



私は、健を喪ったコトで生活が荒れてゆく。



健斗のコトも………。
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