━好きになってはいけないヒト━


そんなの、わざわざ謝らなくても――。
あたしだって、謝りたくなっちゃう……。


「……あたしこそ――、
今までそういうこと美樹が思ってるなんて知らなくて…気付かなくてごめんね……?でも、そういう風には思いたくなくて…、――っわかってくれる?」


「――うん、大丈夫。
わかって……るから」


「……良かったぁ。
じゃ、行ってくるけど、美樹も気が向いたらおいで?」


「……ん」


ほんの少しの会話だったのに、張り詰めていた気もかなり楽になったから
あたしにとっては、美樹とちゃんと話せて良かった、と思えた瞬間だった。


……美樹がどう思ってるかは、知らないけれど。



< 49 / 68 >

この作品をシェア

pagetop