-君に愛してると言いたい-
私が煙草を始めたのは、たしか15歳の時だったように思う。大人に隠れて、メンソールの8ミリを吸った。
銘柄は今でも変わらない。
最初はただの憧れだった。
サテンのロングドレスに身を包み、真紅のハイヒールから伸びた足を斜めに組んで気怠く煙草を蒸す、そんな大人のイメージに憧れただけ。
でも、すねかじりの身には限界があって、限られたお小遣ではドレスもヒールも買えなかった。
私の吸い殻には噛み跡しかつかない。
きっとここに真紅の口紅跡が着いたとき、私は大人になるのだ。
そう思ってた。
銘柄は今でも変わらない。
最初はただの憧れだった。
サテンのロングドレスに身を包み、真紅のハイヒールから伸びた足を斜めに組んで気怠く煙草を蒸す、そんな大人のイメージに憧れただけ。
でも、すねかじりの身には限界があって、限られたお小遣ではドレスもヒールも買えなかった。
私の吸い殻には噛み跡しかつかない。
きっとここに真紅の口紅跡が着いたとき、私は大人になるのだ。
そう思ってた。