蜜愛
夜も、全く応じる気持ちになれない。

それでも、もう他の女とされるのは嫌。
絶対に嫌。

私だけを見てほしい。
愛してほしい。


このお腹にある命、というより


アナタのために毎日生きているのよ。


せめて。と。



私は、彼の持つ蜂の針に毎日
口で、してあげた。


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