蜜愛
瞼を閉じるのが惜しい。

今がもう彼と見つめ合える最後かもしれないのに。

それなのに。

彼の汗が私の太ももに落ちて伝うともう、


私は目を閉じずにはいられなかった。

私なりに愛してるなんて安い表現を、超えたかった。

私しか愛せないと同時に、私も彼にしか愛せない。

ーーねぇ、そうでしょう?

問いかけるためにまた、瞳を開く。



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